今年、初めにフジグリップの復刻現代版、技徳カーボンキャスティングハンドルが発売されるニュースがありました。
時既に遅し
私はノーチェックだったので、この情報を知った時には既に予約が始まっており、コルクグリップのモデルが残っていたくらいでほぼ完売状態。私自身、そこまで熱狂的なフジグリップファンでもなく、持っているのはZEALのPush Waterに採用されていたフジグリップのみです。
オークションで購入するのも可能ですが、結構なレア価格に。コネットも種類が複雑な上、壊れやすく、手に入りにくいと友人から聞いていたので、私はロベルソンのレジオングリップを使っています。
ただ、やっぱりフジグリップは疲れにくく、投げやすいのは確か。しかし、この時点で技徳カーボンキャスティングハンドルを購入する術はなく、調べるのも終わり頭から消え去りました。
スピードスティック専用ハンドルとして
それから、しばらくして、テンリュウのRSSが悩ましいニュースを持ってきました。それが今回のスピードスティック専用の技徳カーボンキャスティングハンドルの限定発売。
スピードスティックのフェルール化も容易であり、私ももう一本買ってそうしようかな、なんて思った事もありましたが、愛用の256Bを改造せずにそのまま使える日が来ました!
しかも、スピードスティック専用アダプターは接着するのではなく、ブランクスに直接はめ込む形になり、取り外しも可能との事。純正のコルクグリップも、もちろん使いやすいので気分次第で好きな方で遊べる!
買おうか、どうしようか悩む日々。テンリュウの公式オンラインショップも開始し、受注開始日も決まったようです。私の心も決まりました。
争奪戦になるのか?
ただ、フジの技徳カーボンキャスティングハンドルのように限定なので速攻予約が埋まるのでは?手にいられるのか?そんな心配をしつつ、オンラインショップ開始日に登録を済ませ、受注開始日に挑みます。
いつもだったら月曜日は忙しく手一杯なのですが、幸い、この日は仕事も少なく受注開始時間、正午になってすぐオンラインショップへアクセス!サーバーのもたつきもなく、開始から1分程度で無事に予約を完了させました。
一応、アダプターも予備の分も含めて、2つ購入しました。
唯一の心配事
購入するかどうか迷っていた最大の理由は、レジオングリップでは不可だった手持ちのロープロリール(次項参照)に装着可能かどうかです。テンリュウのサイトにも全てのリールに適合する保証はないとの注意書きもあります。
写真を見る限り、レジオングリップ同様、角度的にちょっと怪しく微妙かなとは思いつつも、自分で検証するしかないと決意しての購入です。
レジオングリップと17 エクスセンスDCではクラッチが干渉します
シマノの17エクスセンスDCを所有していますが、これをレジオングリップで使おうとすると、ほんのわずかにクラッチが干渉します。リールを固定してしまえば普通に気づかないレベルなので使えてしまうのですが、固定しない状態でクラッチをきると下部に接触し、わずかにリールが動きます。
気にしない人であればそのまま使うのかもしれませんが、私は少なからずリールには良くないと感じ、レジオングリップでは同リールを装着していません。アンタレスDC MDも同様なのでおそらく、この型のアンタレスDCも干渉すると思います。
レジオングリップユーザーはロープロリールを使用する方が多い印象ですが、この事を書いている情報は数件見た記憶があるくらいでほとんど見かけませんので参考になれば。ちなみに所有の14ベイゲームは装着可。
17 エクスセンスDCは装着不可でした
本題に戻り、今回のハンドルは受注開始と謳っていたのでしばらく待つのかなと思っていましたが、さすがスピードスティックならぬスピード発送、そして3日後くらいには到着しました。
早速、アダプターにロッドをセットして持った所、思ったよりも先重りがあったのでやっちゃったかなと思ったのですが、カルカッタなどのかっちりとしたリールをセットするとバランス配分が良くなりました。
干渉部分
そして、懸念していた所有のロープロリールは残念ながら装着不可でした。レジオングリップのようにクラッチが切れないのではなく、リールシート左右とリール本体の干渉でした。
残念ながら完売
コンクエストDC 100HGとのバランスが最高なのでとても、使いやすいです。やはりオフセットグリップによるリールの位置が下がった事により、クラッチからサミングの動作が格段に快適な事に改めて気がつきました。
1回目のロットの完売後、追加で生産され販売されていましたが、現在はハンドルは完売との事です。アダプターも予備で2個購入していますが、こちらも在庫のみで今後も生産予定は無しとの事。
今後、購入できないことを考えると昔のフジグリップと同様の道になってしまうんだなと今になって気づきました。極力、破損しないよう大切に使っていきたいと思います。
ロッドも受注終了
ハンドルは限定なのは分かっていましたが、残念ながらスピードスティック本体すらも受注生産終了とのアナウンスが…。追加モデルをテストしているとブログに書いてあったので楽しみにしていたのですがなんてこった…。
WEBのロッドページには製造終了の記載はありませんが、ネットショップのお知らせには終了との記載があります。あくまで受注生産の受付終了であって、製造終了ではない事を願いたい。
別のモデルも無くなる前に買っておきたい。それくらい超低弾性カーボンのブランクス、キャストも操作性も最高なのですが、好きな人が好んで買う部類のロッドですから通常製造には入れないのでしょうか。
またいつか製造して欲しいばかりです。テンリュウさんお願いいたします。
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